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Channel: ノモシカツナ・告廣誌雜之和昭
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雑誌表紙&記事

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本日最後はその日本で二番目に創刊されたらしいSM雑誌「風俗草紙」の1954年、1月号の表紙画でお別れです。1953年から54年にかけて、摘発で休刊するまで全17号出版されています。表紙画は全てあの「澁澤龍彦」氏に「通俗シュルレアリスム」と評された「秋吉巒(らん)」氏ですね。この方、生粋のシュールレアリストらしく、生涯一枚も絵画を売らなかったと言う逸話もある素晴らしい逸材だったりします。
この1月号の表紙画も「ヒエロニムス・ボッス」を彷彿とさせる幻想的な作品です。一見するとSM雑誌の表紙に見えないのも凄いですね。。当時のSM雑誌は本当にクオリティー高いんですよね。。


本日は以上です。如何でしたでしょうか。
まあ、たまにはビンテージ・エロで締めるのもいいでしょうかね。。。
当時のエロ業界には最先端のクリエーターが集結していたんでしょう。。。
素晴らしいエロワールドを私たちの残してくれています。。。

最後になりますがこのブログ少々休ませて頂きます。。。
次は何時になるか分かりませんが又、お会い出来れば幸いです。

本日は、1980年に発表された、中島みゆき作品の中でも一番の問題作である「生きていてもいいですか」をBGMにお届けしました。
当時のみゆき嬢は「寒水魚」「臨月」「予感」と正に後世に語り次がれるであろう傑作アルバムを産み出していた絶頂期でもあります。
そしてこの作品、コアなファンが多い中島みゆきファンでも避ける方が多いアルバムでもあります。そうです、暗いんです、、、ダークサイドなんです。。。(笑)
正に「演歌」ならぬ「怨歌」な作品だったりします。
「山崎ハコ」嬢の発禁ソング「呪い」と双璧を成す「うらみ・ます」がオープニングを飾っている地点で最強です。。。あの有名な泣きながらレコーディングされそのまま収録された怨念のこもったみゆき嬢の嗚咽は必聴だったりします。
しかし、なんといってもこのアルバムを象徴しているのが7、8曲「エレーン」「異国」でしょう。みゆきさんの顔見知りの外国人娼婦の殺人事件を唄ったとされる「エレーン」は聴くたびに目頭が熱くなりますし、「北の国から」の挿入歌として使われた「異国」の

「百年してもあたしは死ねない
あたしを埋める場所などないから
百億粒の灰になってもあたし
帰り支度をしつづける」

の歌詞は重く私の心に刻み込まれていますし、、、、、

聴くたびに様々な感情がわき上がってきます。。。しかし、重くヘビーな曲に挟まれた「蕎麦屋」がある事でこのアルバムが一層引き立つんですよね。。。
「暗いアルバム」と、聞かず嫌いは実に勿体ない。個人的に中島みゆき作品の最高傑作だと思いますし、「中島みゆき文学」としても最高なコンセプトアルバムといえるでしょう。
個人的にこの時期、年に一回、このアルバムをBGMにアルコールを嗜むのがお決まりになっていたりします。。。本当はCDではなくレコードでA面B面で聴くとこのアルバムの凄さが良く伝わってくるんですがね。。。
You Tubeにアップされていますので是非、中島みゆきのダークサイドに触れて頂きたく思います。
初めて聴く方は、是非とも歌詞カード片手に聴いて頂きたいです。。

因に、性同一性障害で話題になったシンガー「中村中」嬢の「私を抱いてください」のアルバムジャケは彼女の崇拝する中島みゆきさんのこの「生きていてもいいですか」へのオマージュになってたりします。


では、どうぞ。

1954年、風俗草紙・1月号より

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